【読書記録#04】『人は話し方が9割』を要約

  • 2021年5月5日
  • 2021年5月5日
  • 読書

みなさまこんにちは、今日も一日お疲れさまです!

早速ですが最近読んだ本のご紹介です。

ベストセラーということで、人と話す機会がそれなりにあるため、参考にしようと手にとってみました。

勉強になった点をまとめていますので参考になれば嬉しいです♪

「人は話し方が9割 」

人は話し方が9割
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  • 会話やコミュニケーションに苦手意識を感じる
  • 初対面の人と何を話していいかわからない
  • すぐに会話が途切れて沈黙になってしまう

どんな本か?

  • 著者  :永松 茂久
  • ページ数:240ページ
  • 評価  :24刷65万部突破! 2021年1番売れてる会話の本。

Amazonの商品紹介から引用します。

「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」
もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。
本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。
過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!

この本で紹介される考え方を学べば、人に好かれる話し方を習得することができます。

会話に関する本は数多くありますが、その中でも本書は、営業マン向けでもなければ、プレゼンテーションのコツを題材にしたものでもありません。

「大切なことを適切なタイミングで話せる人になりたい」「思っていることを正直に言えない」「沈黙の時間が怖い」等のリアルな日々のコミュニケーションの悩みを解決してくれる一冊です。

「いかに話すか」より「いかに聞くか」

まず、聞くことは話し方の一部だという意識を持ちましょう。

相手を理解することからすべては始まります。

相手の自己重要感を高めるために、「聞き方」をマスターすることが重要です。

うまく話せるようになる「3つのコツ」

ほとんどの人は、話すのが苦手なのではなく、話せるというメンタル状態に持っていくことが苦手なだけなのです。

まずは「話す相手を否定しない、そしてあなた自身も否定させない」という否定のない空間を作ることに取り組みましょう。

否定のない空間で自分を楽にし、自己肯定感を高めることができれば、確実に話し方はうまくなっていきます。

話せるようになる3つのコツ

  1. 否定禁止…発言するモチベーションを奪わない
    発言に対し、否定的な空気が流れると誰も発言できなくなってしまう。
    質より量を重視してどんな意見でも受け入れる雰囲気を作り、発言しやすい状況を作ることが大切。
  2. 笑顔でうなずく…安心感が話す力を引き出す
    プレゼンなど人前で話す時は誰もが緊張するが、うなずいて聞いてくれている人がいたら、人は自然と話せるようになる。
    人間のパフォーマンスは、リラックスした時のほうが向上する。
  3. プラストークをする…明るい言葉が明るい空気を作る
    前向きな話は人を元気にする。否定的な話は、自分自身でなく、聞く人のエネルギーも下げてしまう。
    プラストークの例:「人をほめること」「感動した話をする」「今の現状を良くしていくとすること」
否定のない空間に身をおいて自信をつける

コミュニケーションの三大原則

いいことを言っていても、話し方を間違えてまうと魅力は伝わらず、人を遠ざけてしまうことになります。

「いい話し方」ができるようになれば、人生は劇的に変わります。

ではどうすれば「いい話し方」になるのでしょうか?

話し方の基礎となるコミュニケーションの3つの原則を知っておきましょう。

3つの原則

  1. 「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」
  2. 「誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」
  3. 「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」

一番興味がある「相手自身」のことを主役にして話をすれば、相手の感情は高まり、あなたのことを好きになってくれます。

相手をよく観察して、相手が本当に何を求めているかを考えることが最も重要なのです。

人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになる

「拡張話法」で相手に9割しゃべらせる

会話で大切なのは自分が「話す」のではなく、相手の話を「広げる」ことです。

これを実践するための話し方のテクニックが「拡張話法」です。

「拡張話法」を使えば、相手が自分で自分の話を広げていってくれます。

拡張話法の5ステップ

  1. 感嘆…相手の話を聞いた時に受ける感銘の表現
  2. 反復…相手の話を繰り返す
  3. 共感…相手の話に感情を込めて理解を示す
  4. 称賛…相手を評価する
  5. 質問…相手の話を中心に展開するためにその後を追いかけて聞く

人は基本的に自分のことをわかってほしいと思っているので、拡張話法を使うと、相手は気分よくたくさん話してくれます。

コミュニケーションがうまい人は、自然とこのテクニックを使っています。

結果的に相手に好かれ、「またこの人に会いたい」と思ってもらえるんですね。

また会いたいと思われる話し方

うまく話そうとしない

日常的な会話においては、実は必ずしもうまく話す必要はないんですね。

何よりも、「あなたの思いやスタンス」のほうが重要です。

「何を伝えたいか」「どういう意識で相手と接しているか」に留意し、適切な言葉を選べることが、話し上手の条件なのです。

話すことがどうしても苦手なら、流暢に言葉が出なくても焦らず、言葉を選びながら自分のペースで話してみましょう。

苦手な人には無理に話しかけなくていい

誰かと一緒にいるとき、話さずにいるのが気まずいという人もいるのではないでしょうか。

心の中に「沈黙することはよくない」という思いがあり、なんとか沈黙を解消しようと努力して疲れてしまいます。

しかし、話題がないなら、無理に話す必要はありません。にっこり楽しげな表情をしておけば十分です。

「沈黙はダメなこと」という呪縛から解き放たれましょう。

話しにくい人とは無理に話して心を折れるのではなく、まずは話しやすい人とだけ話して会話力を磨き、自信をつけていきましょう。

あなたが話しやすい人、質問しやすい人、共感してくれる人を相手に、小さな成功を積み重ねていくことが大切です。

その他の話し方のヒント

  • なんでもほめればいいわけではない(相手が褒められてうれしいのは何かを考える)
  • 正しい話よりも好かれる話をする(相手が求める話をする)
  • 初対面の人との話し方(名前を覚える人は愛される)
  • 相手との共通点の探し方(鉄板ネタは食べ物・出身地・ペット)
  • 人は「笑わせてくれる人」よりも「一緒に笑ってくれる人」が好き(共感してほしい)

人に嫌われない話し方

ここまで相手に好かれる話し方のコツを説明してきましたが、それ以上に大事なのが「嫌われないこと」です。

自分が嫌いな人からいくら正しい話や良い話をされても、全く聞く気が起きないですよね。

また、1回嫌われてしまうとマイナスイメージを挽回するのはかなり難しくなるので、避けたい話し方の特徴も押さえておきましょう。

嫌われる話し方

  1. 4Dワードを連発する人…ネガティブな会話になる
    <4Dワード>「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」
  2. 下ネタを話す人…ひんしゅくを買う
  3. お笑い芸人気取りでいじる人…人を傷つける危険がある
  4. 相手の話をまとめる人…話が広がらず楽しくない
  5. 相手の話を奪う人…自分の話ばかりになる
  6. すぐなれなれしい口をきく人…違和感・不快感を与える
  7. 負け惜しみを言う人…嫉妬は醜い、素直に称賛する

話し方の基本は、相手の話を引き出し、気持ちよく話してもらうことです。

その基本に立ち返って話し方を考えてみてください。

好かれる前に、まず嫌われないこと
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