みなさまこんにちは、今日も一日お疲れさまです!
今日から3連休ですね、週末いかがお過ごしでしょうか。
今日は、前回に引き続き、分かったようでわからないスマホでの決済の仕組みについてお話ししたいと思います。
今さら聞けないApple Payの仕組みを、基本的な内容からわかりやすく説明します!
- Apple Payって何?
- ○ペイとApple Payの区別がつかない
- わかったようでわからないまま使っている
Apple Payって何?
iPhoneやApple Watchで使えます。おサイフケータイ機能のiPhone版ですね!
簡単に言えば「様々な種類の電子マネーを一括管理・利用」できる電子財布のようなものです。
標準アプリの「Wallet」を利用するため、別途アプリなどをダウンロードすることなく無料で使うことができます。
「Apple Pay」という電子マネーがあるわけではない
Apple PayにあらかじめクレジットカードやSuicaを登録しておけば、店頭にある専用リーダーにiPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いが完了します。
iPhoneには「Apple Pay」という電子マネーがあり、クレジットカードを登録することで使えるようになると思っていませんか?
前述したように、「Apple Pay」という電子マネーがあるわけではなく、あくまでも入れものとしての役割になります。
やりがちなのが、店頭での決済時に「Apple Payで」と伝えて店員さんに「Apple Payという決済の方法は選べないのですが」と言われてしまうこと。
実際の支払い方式は「iD」もしくは「QUICPay」、「Suica」「PASMO」のいずれかになるため、支払い時にも「iDで」など、利用者が具体的な電子マネーの種類を指定しなければなりません。
使える決済方法は限られている
Apple Payはおサイフケータイのように使える電子マネーが多くありません。
使えるのは以下の4つです。
- iD
- QUICPay
- Suica
- PASMO
Apple Pay登録に必要なもの
以下を準備すれば始められます。
- Apple Pay対応デバイス
- クレジットカード(Apple Pay に対応しているカード発行元の Apple Pay 対応カード)
- Apple ID で iCloud にサインイン
※Suica または PASMO のプラスチックカードを登録したい場合はそのカード
Apple Payは何が便利なの?
Apple Payの便利さを実感するのは、やはり「複数の電子マネーを利用したい」場合です。
例えば、よく行くお店がA店とB店だとすると、AではiD決済が利用できるけれどBではQUICPayしか対応していない時、2種類のカードを持ち歩かなければなりません。
お財布もかさばるし、いちいちお財布から必要な方のカードを選んで出すのが一手間ですよね。
Apple Payなら、iDもQUICPayもそれぞれ対応しているクレジットカードを登録しておけば、かざすだけ支払いが完了します。
スマホ一台あればスマートな支払いができて非常に便利です。
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Apple Payの歴史と仕組み
おサイフケータイやApple Pay、suicaやPASMOなどの交通系電子マネーやWAONなど、かざして決済できるサービスは、FeliCaという近距離無線通信規格が使われています。
ソニー開発した技術で、10cm程度の距離で通信ができる仕組みです。
日本では電子マネーの決済に用いる通信手段として事実上標準の方式となっていて、日本国内にある電子マネーは、ほとんどがFeliCaの技術を使用しています。
ただ、この方式は世界的に見ると主流ではないんですね。ですので、アメリカ発のiPhoneには搭載されていませんでした。
みなさん今はたいていの方スマホを持っていますよね。
スマホの種類
- iPhone ※Appleが開発したOS
- Android ※ Googleが開発したOS
ざっくり2種類に分けられますが、Androidは先ほどのFeliCa機能が使えるのでスマホで電子マネーでの支払いができます。
一方、iPhoneはというと、FeliCa機能が搭載されていないので「レジでの非接触払い」が出来ませんでした。
しかしついに、2016年10月に日本版Apple PayとしてFeliCa機能を搭載し待望のサービスが提供開始されました。
クレジットカードで払うつもりなのに「QUICPay(またはiD)で」と言うのはなぜ?
Apple PayはiPhoneを各種電子マネーの読み取り端末(FeliCa対応端末)にかざして決済をするため、磁気ストライプをスライドさせて読み取るクレジットカードを、そのまま利用することはできません。
よって、Apple Payでクレジットカード決済をするときは、ポストペイ式電子マネーである「iD」や「QUICPay」を経由する、というやや複雑な仕組みになっています。
支払時に「QUICPay(またはiD)で」となるのは、日本国内ではFeliCaによる「QUICPay」「iD」の決済システムが、すでに広く普及しており、Apple Payでもこのプラットフォームを活用することにしたためです。
クレジットカードごとにiDかQUICPayのどちらかが割り当てられる
iDに割り当てられるカード
- 三井住友系カード
- ドコモ系カード(dカード、dカードプリペイド等)
- イオン系カード(イオンカードなど)
iDはそもそもドコモが提供している非接触型決済です。
また、ドコモが提供しているdカードの発行において、三井住友カードが協力していることもあり、dカードと、三井住友カードはiDが使えます。
その流れで、Apple Payに登録した場合も同様にiDに割り当てられます。
また、イオンカードもiDが搭載されているので、Apple PayでもiDに割り当てられます。
QUICPayに割り当てられるカード
- 楽天カード
- VIEWカード
- 三菱UFJ系カード など
QUICPayはJCBが提供している非接触型決済です。
QUICPayに割り当てられるカードは、基本的にiDに割り当てられないカードです。