【知っておきたいお金の知識#3】ローンが組めない?スマホ代と奨学金にご注意を!

みなさんこんにちは、今日も1日お疲れさまです!

ポッキーでも食べながら、今日は、知っておきたいお金の知識第3弾です。

うっかり忘れで後々ローンが組めない、なんてことにならないよう、気をつけたいことをお話しします。

自分は借金なんてしてないから大丈夫、と思っている人、本当に大丈夫ですか?

ブラックリストとは?

こういうことです

  • ブラックリストというリストはない
  • 信用情報に事故情報として登録された状態のこと(クレジットカードが作れない等の制限が発生)
  • 一定の期間後に登録された情報は消える

実際には、「ブラックリスト」というリスト自体は存在しません。では、よく聞く「ブラックリスト」とは、何のことなのでしょうか?

具体的な例

例えば、あなたがクレジットカードA社と契約や取引をした場合で考えてみます。

  1. A社は加盟している「信用情報機関」にあなたの情報を登録します。
  2. この情報は、A社と同じ信用情報機関に加盟しているほかのクレジットカード会社でも確認することができます。
  3. あなたがA社への返済を数カ月滞ってしまった場合、その遅延情報が登録されます。
  4. ②の通り、ほかのクレジットカード会社は遅延情報を閲覧できます。
  5. B社で新規借入の申込をしても、A社での遅延情報が確認され、新規の取引ができない場合があります

このように、同業間で顧客の情報を共有できる機関を「信用情報機関」といい、ここで登録されている遅延情報のようなネガティブ情報がいわゆる「ブラックリスト」ということなんですね。

「ブラックリストにのっている」と、新たな借入ができない・クレジットカードが作れない、第三者の保証人になれない、といった不利益が生じます。

ただし、ブラックリストにのっているのは一定期間になり、期間が過ぎれば新たな取引ができるようになります。詳細は後述します。

「信用情報」の基本を説明

信用情報はどんなとき登録される?

  • 信用情報として登録されるのは「与信が発生する取引」です。

「与信」とは?

「与信」とは、「信用を与える」ことです。

簡単にいうと、後からお金を払ってもらう場合、この人は本当に払ってくれるかな?信じて大丈夫かな?と確認をして、信じても大丈夫!となれば取引できます。

例えば、銀行や貸金業者からの借入れ、クレジットカードなどのクレジット取引、リース契約などがあります。

これに対し、通常の売買契約、例えばスーパーでの現金での買い物などはその場で完結し、与信が伴わないため、信用情報の対象とはなりません。

よってその取引に関する情報が登録されることはありません。

信用情報には何が登録されている?

こういうことです

信用情報では、下記の3つがわかるようになっています。

  1. 誰が
  2. どのような契約をして
  3. その支払状況や残高はどうなっているか

信用情報を確認するには?

確認方法

各信用情報機関に開示請求して確認する
「ローンが組めなかった」、「クレジットカードの審査が通らなかった」など、自分がブラックリストへ登録されているかもしれないと不安になった場合、状況を調べることができます。

信用情報機関は3つあり、各機関によって、手数料の有無や必要書類が違います。

実際に請求される際には、各機関のサイトで詳細を確認してください。

  • 信販会社系が加盟している
  • CICで登録される情報はおもに、借入の残債額、入金額と履歴、延滞の有無、延滞解消日、債務整理の有無など
  • 登録される期間は5年以内
  • 消費者金融系が加盟している
  • JICCで登録される情報は、貸付金額や残債額、入金額と履歴、延滞情報、債務整理の有無など
  • 登録される期間は延滞情報に関しては解消から1年以内、債務整理は5年以内
  • 銀行・信金・信組・農協系が加盟
  • KSCで登録される情報は、借入金額や入金額と履歴、延滞情報、債務整理の有無など
  • 登録される期間は債務整理は10年以内、そのほか延滞情報などは5
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「携帯料金」と「奨学金」に注意が必要

そんなの知らなかった!となりがちな特に気をつけたいものは「携帯料金」「奨学金」です。

どちらも支払いを遅延した場合、ブラックリストにのるって知っていましたか?

さりげなく日常にまぎれている支払いなので、「返済の義務がある」意識が薄くなりがちですが、気づかないうちにブラックリストにのってしまわないよう、十分気をつけてください。

携帯料金の落とし穴

「ローン代+携帯の使用料=毎月の請求」になっている

こういうことです

例えば、最新機種のiPhoneが欲しくて機種変更し、機種代を分割払いで購入するとします。

その場合、スマホ機種代を分割で購入することは、ローン契約と同じです。

毎月の請求は、分割の支払代金と基本料や通話料が合算されているので、「携帯の使用料金を払っている」という意識が強く、「ローンの支払いをしている」ことを忘れがちです。

「今月携帯代払い忘れちゃった」といった軽い気持ちで支払いを遅延すると、「毎月の料金の支払いを怠る」=「機種代金の分割払い(=ローン)を怠った」ということになり、延滞情報が登録されてしまうのです。

もちろん、毎月の使用料(通信料・通話料など)自体は信用情報の対象とはなりませんので、正確に言えば、「毎月の通信料と一緒に払うことになっているスマートフォン本体の分割代金を支払わないと延滞情報が登録される」、ということになります。  

スマホを分割払いで購入することは、ローン契約と同じ

奨学金の落とし穴

自分の支払い能力以上のお金が借りれてしまう

こういうことです

奨学金は「経済的な問題があっても勉強ができるように」という目的で設置されているので、審査は非常に通りやすくなっています。

一般的に考えて、奨学金以外で、無利子でお金を貸してくれるまともな金融機関はほとんどないと言えるでしょう。

借りるのが簡単だからといって、自分の支払い能力以上のお金を借りてしまうと、卒業後の返済に苦しむことになります。

奨学金は「独立行政法人 日本学生支援機構」というところが運営しており、日本学生支援機構も全国銀行個人信用情報センター(KSC)という信用情報機関に加盟しています。

奨学金の扱いは「教育ローン」と同じになりますので、滞納を3ヶ月以上してしまった場合は、他の金融機関と同じく、ブラックリストにのってしまいます。

奨学金は借金。そして卒業後の返済は長期にわたる。
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